第77回ヴェネツィア映画祭は昨日正式に開幕し、賞の結果やレッドカーペットのゴシップに加えて、もちろんすべての感染予防対策や措置に注目が集まっています。新型コロナウイルスの流行以降、世界で初めての国際映画祭であるヴェネツィア映画祭の感染予防対策は、指標として参考になります。人々の集まりを避ける方法、集団感染を防ぐ方法は何か、最終的に映画祭が国際的な悲劇にならないか、すべてが焦点となっています。
感染症の影響を恐れず、「The show must go on」の精神を貫くヴェネツィア映画祭は、防疫対策にも力を入れています。参加者は全員、ヴェネツィア空港での検査を受ける必要があり、集会ではマスクの着用が義務付けられ、屋内外のイベントではソーシャルディスタンスを保つ必要があります。
会場内外には体温計とアルコール消毒液が設置されており、スタッフは常に消毒用品を提供するために「歩く消毒液」として活動しています。会場内やレッドカーペットでは、有名人たちもさまざまな種類のマスクで自己を保護しています。通常満席であるはずの映画館も、ソーシャルディスタンスを保つために大量の空席が出現し、ファンたちにとっては悲しい光景となっています。
西洋の社交礼儀では、最も一般的な挨拶の方法である握手や抱擁も禁止されています！今年のヴェネツィア映画祭の審査委員長であるケイト・ブランシェットは、昨日、映画祭のディレクターであるアルベルト・バルベラと会った際、従来の挨拶の方法を変え、肘で挨拶するようにしました。この新しい挨拶方法を世界中の映画ファンに向けてカメラの前で披露しました！
