LOEWE 文化基金会は、故フランスの芸術家 Hervé Guibert の写真作品を持参し、PHotoESPAÑA（スペイン国際写真および視覚芸術祭）に9回目の参加を果たしました。Hervé Guibertは若くして亡くなりましたが、彼の作品は世界中に広まっています。彼は生前、芸術を通じて自由や正義などの重要な道徳的問題に対する社会の関心を高めることを好んでおり、そのため、彼の作品を展示することは、自由が徐々に摩耗し、侵食されつつある現代社会や世界にとって非常に意味のあることのようです。
エルヴェ・ギベールは非常に早い時期から写真芸術に興味を持ち、繊細な筆致をカメラに取り入れ、映像を通じて心の中の思いや欲望、感情を表現してきました。今回展示される50点の作品には、「Autoportrait」、「Balthus et sa femme」、「L’ami」、「Thierry à Palerme」などが含まれており、ほとんどが白黒写真で構成されており、美しい構図で、人物を通じて生と死に向き合い自己を理解する重要性を表現しています。同時に、エルヴェ・ギベールは生命を通じて社会的正義を喚起し、観る人々に現代世界の「自由」問題に関心を持ってもらいたいとも示しています。
Hervé Guibert 写真展は、6月5日から8月30日までマドリードのグラン・ビア8番地のLOEWE旗艦店で開催されます。
資料及画像の出典：LOEWE提供
