クリエイティブディレクターJohn Gallianoの指導のもと、Maison Margielaは今シーズン、イギリスの劇団Imitating the Dogと協力して、舞台劇の形でブランドのハイファッションコレクションを発表し、パリで「地獄（CINEMA INFERNO）」というリアルタイム映画を上演し、西部風のロマンチックな愛憎物語を語っています。
ジョン・ガリアーノは、映画や演劇からインスピレーションを得て、今回のコレクションのテーマとして採用しました。多くのクラシック映画を思い起こさせる作品であり、例えば「Bonnie Elizabeth Parker」や「Kill Bill」などがあります。一方、メゾン・マルジェラのバージョンでは、恋人たちを主人公に据え、ロードムービーとホラー要素を組み合わせています。悪徳家族のメンバーや銃撃シーンなど、古典的な映画の陳腐な要素をファッションに取り入れています。
シリーズでは、ジョン・ガリアーノがオーガンザを重ねて優雅なチュールスカートを作り上げる様子や、細かい輝きが施された生地で作られたハイファッションのメンズウェアが見られます。デザインは革新的なテクスチャを組み合わせ、砂で処理された衣類やハリウッドの黄金時代からインスピレーションを得たオーガンザのドレスや彫刻のようなコートなどがあります。全体のスタイリングは数が少ないですが、強烈な印象を残します。
