アメリカの有名なヒップホップアーティスト兼音楽プロデューサーであるKendrick Lamarは、先月に新しいアルバム「Mr. Morale & the Big Steppers」をリリースして以来、グラストンベリー音楽祭からルイ・ヴィトン2023年春夏メンズウェアショーまで、公の場に現れるたびに、ダイヤモンドで飾られた「荊冠」を被っており、最近のファッション音楽界で話題となっています。
実際に、このダイヤモンドで飾られた「荊冠」は目を引くだけでなく、由緒あるものでもあります。ティファニー&Co.がデザインおよび製作し、ブランドの伝説的な宝飾デザイナーであるジャン・シュランブルジェが1947年に創作した荊棘ブローチ(左図)からインスピレーションを得ています。冠には8000以上の異なるサイズのダイヤモンドがセットされ、合計137カラット以上の重さがあり、10ヶ月かかって製作されました。また、冠には50本以上の荊棘があり、直線、太い、細い、バラの茎からインスピレーションを受けた荊棘など、荊棘の独特な形態が表現されています。